春の訪れが感じられる季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

歯科衛生士の渡辺です。

気が付けば前回の矯正治療日記から丸３年程経ってしまいました。大変申し訳ございません。実は、約１年前にはもうブラケットを外してリテーナーを使った保定へ移行しております。

期間があいてしまいましたが、保定治療までについてお話させていただこうと思います。

前回、ミニインプラントを使って抜歯をしたスペースが閉じるまでをお話させていただきました。歯のガタガタがとれ、抜歯のスペースが全て閉じたら終わり…！という訳にはいきません。

ここからまた更に重要な動的処置を行います。

私の場合、一番の悩みは出っ歯と開咬でした。（こんなに前歯が出ておりました…！笑）

ミニインプラントを用いて上の前歯を大分後方に下げることができましたが、その後最終的な噛み合わせの調整を行いながら仕上げていきます。

そこで使用したものがエラスティックゴムです。

ご自身で小さな輪ゴムをブラケットにかけて使用します。簡単に取り外せるので、食事中や歯磨き時は外してOKです。かけ方やゴムの強さはその都度、歯の動きによって異なります。

この小さなゴムを使い微調整を行うことによってフィニッシュがとても綺麗になりました。

中にはこのゴムを使わずに綺麗な噛み合わせになる方もいらっしゃるので先生の指示に従って下さい。

最後にレントゲンを撮って、歯の根がまっすぐになっているのを確認したらいよいよブラケットを外します。外すときは物理的な力をかけて外すので多少の痛みはありますが、すぐに終わりますので安心して下さいね！

残った接着剤をしっかり取って歯の表面がツルツルになるよう丁寧に磨きます。

そして、数年かけて並べた歯並びが元に戻らぬよう固めておく保定治療がスタートです。

あらかじめ作製していただいたリテーナーという取り外しが出来る装置をこの先、長い間使用します。

当院ではリテーナーの型採り時にレジン部のカラーを選択出来たり、ラメやシールを入れることが出来ますのでご希望の方はお申し付けください。

ちなみに私は大のポケモン好きなので、シールを入れて可愛く作製して頂きました♡

お気に入りのリテーナーなので毎日大切に使っております。

この保定治療は今後きれいな歯並びをキープするのにとてもとても重要です。

使っていくとだんだん装置が緩くなってしまうので約２年間の間は３カ月に１度の調整が必要になります。

食事中や歯磨き中は外せますし、使う時間も徐々に短くなりますのでブラケットがついてる頃と比べたら大分楽になりました。

現在、動的処置を行っている患者様。長い道のりですが保定治療が終了するまで一緒に頑張りましょう！

最後に私のBefore After です！院長、ありがとうございました！