ささき矯正歯科クリニック

いなぎ駅前クリニック

MENU

クリニックブログ

Patient's voice

撮影目的が異なる4種類のレントゲン写真

こんにちは。

4月から勤務している歯科衛生士の小林です。まだまだ経験は浅いですが、この半年間で先生や先輩方に沢山のことを教わりながら少しずつ成長しています。

 

今回私からはレントゲン写真に関してお話させていただこうと思います。

矯正治療を始めるにあたり、まずは精密検査を行います。検査項目の1つにレントゲン写真撮影があり、何枚か撮影を行います。

 

まず1枚目は「パノラマ写真」です。歯の並び/根の傾きや親知らずの有無、歯がないところはないか等、これ1枚で様々なことが把握可能です。

 

2枚目は側面頭部X線規格写真(セファログラム)という、矯正治療特有のレントゲン写真です。この写真からは上下のあごの位置関係や歯の角度等が把握可能です。

骨格/歯牙の様々な部位の角度を測ることによって治療方針を立てる時に役立ちます。

 

3枚目は正面頭部X線規格写真(PA)といい、正面から見たお顔や顎の対称性が判断できるものです。

 

最後の4枚目は「デンタルX線写真」です。当医院では主に成人の精密検査時に上下前歯の部分的なレントゲンを撮影します。この写真では前歯の骨植状態を確認します。前歯は矯正治療で1番動く歯でありしかもデリケートなため、どのように歯が骨に植わっているか確認する必要があります。

 

レントゲン写真撮影と聞くと、被爆量が心配という方もいらっしゃるかと思います。実はこれらの写真撮影に必要な放射線量は0.01~0.03ミリシーベルトで、人間が1年間で受ける自然放射線量は1.5ミリシーベルトです。また、「東京とニューヨークを旅行して1往復する間にデンタルX線写真を20枚撮影できる」と言われているほど歯科で用いるX線量は極めて少ないです。さらに、撮影時は必ず防護用のエプロンをかけ、人体への影響をさらに減らすことができるのでご安心ください。

矯正治療を始める際は様々な疑問点や不安もあるかと思います。不安なことや疑問等がありましたら、いつでもお声かけください。