クリニックブログ
Patient's voice
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こんにちは。
昨年から勤務させていただいております、歯科衛生士の荻原と申します。
院長をはじめ先輩スタッフの方々にご指導いただきながら、患者様により良い診療を提供出来るよう、日々努力を重ねております。
さて、突然ですが、このブログをご覧いただいている皆様の中に、テレビCMやドラッグストア、かかりつけの歯科医院などで、「歯のホワイトニング」という言葉を耳にしたことがある方は少なくないのではないでしょうか。
歯のホワイトニングとは、文字通り歯を白くする治療です。
歯を白くする治療には、歯を削り、白い被せ物や詰め物をするセラミック治療もありますが、ホワイトニングはセラミック治療とは違い、歯は削らず、歯を漂白する作用のある薬剤を塗布することで歯を白くする治療です。
ホワイトニングには、患者様ご自身がご自宅で行うホームホワイトニング、歯科医師および歯科衛生士が歯科医院で行うオフィスホワイトニング、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を交互に行うデュアルホワイトニングといった3種類の施術方法があり、歯が白くなるまでにかかる時間や、使用する薬剤の種類などはそれぞれ異なります。
当院で行えるホワイトニングは、これまでホームホワイトニングのみでしたが、この度、オフィスホワイトニングも行えるようになりました。
オフィスホワイトニングが行えるようになったことにより、デュアルホワイトニングも行えるようになりました。
※当院で行えるホワイトニングは、当院で矯正治療を終えられ、ホワイトニングをご希望の患者様のみが対象となっております。
ホームホワイトニングとは、歯科医院でホワイトニング専用のマウスピースを作り、そのマウスピースに患者様ご自身がご自宅で薬剤を塗布し、歯に装着することでホワイトニングをする方法です。
また、既に薬剤が塗布されている付属のトレーを歯に装着するだけでホワイトニングが出来る「オパールエッセンスGO」という商品も、ホームホワイトニングの一つです。
この商品は、付属のトレーが口腔内の温度で柔らかくなり、歯の形にフィットする仕組みになっているため、歯科医院でマウスピースを作らなくてもホワイトニングが出来ます。
対して、オフィスホワイトニングとは、歯科医院で歯科医師および歯科衛生士が患者様の歯に薬剤を塗布し、薬剤に専用の光を照射することでホワイトニングをする方法です。
薬剤を塗布してから薬剤に光を照射するまでの工程を2〜3回繰り返します。
先日、スタッフ同士でオフィスホワイトニングの練習を行った時の様子です。
こちらの写真はオフィスホワイトニング前の歯です。
こちらの写真はオフィスホワイトニング後の歯です。
薬剤を塗布してから薬剤に光を照射するまでの工程を2回繰り返しました。
3回繰り返せばさらに白く出来ます。
ホワイトニングで白くした歯は永久的にその白さが保たれるわけではなく、基本的にホワイトニング前の元の歯の色に戻ってしまいます。
元の歯の色に戻るスピードには個人差がありますが、出来るだけ長くホワイトニング後の歯の白さを保つためには、お茶やコーヒー、ワイン、カレーなどの、歯に着色しやすい強い色素を含む飲食物を控えていただく必要があります。
また、ホワイトニングをすると歯の神経が刺激され、知覚過敏の症状が出てしまう場合があります。
症状の有無や程度にも個人差がありますが、症状が強い患者様には、ホワイトニング後の数日間は冷たい飲食物を控えていただいたり、知覚過敏用の歯磨き粉を使用していただいたりする場合があります。
ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングと比べて、弱い薬剤を継続して使用することで歯を白くするため、歯が白くなるまでに時間がかかりますが、歯の神経への刺激も弱くなるため、知覚過敏の症状が出にくいです。
また、仕上がりに透明感があり、歯の白さが長持ちしやすいことが特徴です。
オフィスホワイトニングはホームホワイトニングと比べて、強い薬剤を使用して1日で歯を白くするため、即効性がありますが、歯の神経への刺激も強くなるため、知覚過敏の症状が出やすいです。
また、仕上がりにあまり透明感がなく、歯の白さが長持ちしにくいことが特徴です。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を交互に行うデュアルホワイトニングは、ホームホワイトニングまたはオフィスホワイトニングを単体で行った時と比べて、歯の白さや仕上がりに高い効果を得られやすく、即効性もあり、歯の白さも長持ちしやすいですが、歯の神経への刺激が強くなるため、知覚過敏の症状が出やすく、費用が高いことが特徴です。
患者様がホワイトニングをご希望される理由などを考慮した上で、患者様に合わせたご提案をさせていただきますので、ホワイトニングに興味のある患者様は、ぜひ一度、当院のスタッフまでご相談ください。
※ホワイトニング後の歯の白さや仕上がりには個人差があります。元々の歯の色や口腔内の状態などによっては、ご希望の歯の白さや仕上がりにならない場合があります。