クリニックブログ
Patient's voice
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こんにちは。衛生士の荻原です。
猛暑が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
熱中症などにはくれぐれもお気をつけてお過ごしください。
突然ですが、喫煙者の方もそうでない方も、矯正治療中に喫煙して良いのか、気になったことはありませんか?

結論から申し上げると、矯正治療中の喫煙は可能です。
しかし、さまざまなリスクが生じます。
矯正治療中に喫煙を続ける場合、そのリスクを理解しておくことが大切です。
タバコには、有害物質や発がん性物質が多く含まれます。
その内のタバコの三大有害物質と言われる、“ニコチン”、“タール”、“一酸化炭素”には、以下のような特徴があります。
✓ニコチン
麻薬やアルコールよりも強い依存性がある。
血管収縮作用があるため、血流を悪くする。
✓タール
いわゆる“ヤニ”のこと。
タバコ独特の強い臭いがある。
着色性が強いため、付着した物質や組織を変色させる。
粒子状(ザラザラ)のため、付着した物質や組織に細菌が付着しやすくなる。
粘着性が強いため、付着した物質や組織に留まり続ける。
✓一酸化炭素
ヘモグロビンと結合するため、ヘモグロビンが運ぶはずの酸素を奪い、酸欠状態にする。
このような物質が直接触れる口腔内には、以下のような悪影響が生じます。
✓虫歯が発生しやすくなる。
✓歯周病になりやすくなる、進行しやすくなる。
✓口臭が強くなる。
✓歯が着色する。
✓口腔がんの発症率が高くなる。
矯正治療中にこのような口腔内環境になることで、以下のようなリスクが生じます。
✓歯の動きが悪くなる。
✓アンカースクリューが定着しづらくなる。
✓抜歯後に合併症を引き起こしやすくなる。
✓矯正装置が着色する。
つまり、矯正治療中に喫煙を続けると、矯正治療中のトラブルや、矯正治療期間の長期化、矯正治療終了後の仕上がりに悪影響を及ぼす、などといったリスクに繋がります。
近年、日本では受動喫煙防止のための法規制が強化され、多くの施設で屋内原則禁煙、分煙が義務化されたこともあり、世の中の喫煙に対する意識は変わってきています。
このブログをご覧いただいているみなさまもご存じのとおり、喫煙は口腔内だけでなく、全身のさまざまな疾患の原因となります。
そして、喫煙者の周囲の人が意図せずタバコの煙を吸い込んでしまう受動喫煙により、周囲の人の健康にも悪影響を及ぼします。
喫煙者の方は、矯正治療をきっかけに、禁煙、喫煙習慣の見直しを検討してみてはいかがでしょうか。
また、既に禁煙を検討している方や、禁煙中の方にとって、矯正治療がその後押しとなれば幸いです。
